武道と名が付くと未経験者にとっては敷居の高いものです。
私ども松本古武道協会では、厳しく修練を重ねる門人から、健康維持を目的にされたり何かを見出したいと思う門人まで、多様な門人が日々稽古をしております。
 特にこれから始めたいと思う方からの、よくある質問集をまとめました。
各質問をクリックすると、ご質問の回答へ移動します。


●よくある質問

 ■武道未経験者ですが大丈夫ですか?
 ■初心者が入ると足を引っ張る気がして、何となく悪い気がします。
 ■年齢制限はありますか?
 ■憧れはあるけど、体力も無いし体も固いんだけど大丈夫?
 ■見学や体験に必要なものは?申し込みはしないといけない?
 ■見学や体験をすると、入会しなくちゃいけないんじゃないか?
 ■体格のいい怖い人が居そうなんですが・・・
 ■精神的な何かを見出せますか?

●用具について   ■道着はどこで購入する?価格は?
 ■刀は本物?模擬刀と模造刀と美術刀との違いは?
 ■杖術の杖はどんなもの?
 ■刀や杖の価格は?
●会費について   ■入会費や月会費はいくらくらい?
   

 

■武道未経験者ですが、大丈夫ですか?
 物事は何でもそうですが、誰しも最初はあるものです。
経験が無いからこそ、癖が少なくて済むという事もありますので、 まずは第一歩。そこからが全ての始まりになります。

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■初心者が入ると足を引っ張るような気がして、何となく悪い気がしてしまいます
 特に体験や入会した時に、古参の門人の稽古の邪魔をしているのではないか?と恐縮される事がよくあります。
しかし、初心者が入る事により新しい風が入り、古参の気持ちが更に引き締まりますし、初心者に指導をする事も稽古の一つでもあります。
 人間、物事に慣れてしまうと惰性で稽古をする事がままありますので、初心者に基礎を丁寧に指導する事によって一番大切である基礎を再確認する事が出来ますので、初心者、有段者ともにプラスになります。
 かえって「悪い」と質問をしなかったり恐縮していると、稽古にならない場合もあります。

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■年齢制限はありますか?
 基本的に年齢制限はありません。小さな子供から年配の方まで幅広く稽古をしております。
ただし、居合道における本身(真剣)や模擬刀については法的に定められた年齢に達するまでは禁止しております。

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■憧れはあるけど、体力も無いし体も固いんだけど大丈夫?
 特に問題はありません。体が固いようであれば、少しずつ体が動くように稽古をしますし
体力に自信が無いようでしたら、無理をしない程度に体力を付けていっていただきます。

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■見学や体験に必要なものは?申し込みをしないといけない?
 見学の場合は普段着で結構ですが、体験をされる場合はジャージなど運動しやすい格好で大丈夫です。汗をかきますのでスポーツタオルやお水も用意してください。
なお、稽古中はケガ防止のためにアクセサリー等を外して頂きます。武具を使うものについては、武具をお貸しいたします。
実際に体験してみないと分からない感覚などもありますので、ぜひとも体験をしていただければと思います。
 見学や体験ご希望の方は、事前にお問い合わせからメールにてお申し込みくださいますようお願い申し上げます。

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■見学や体験をすると、入会しなくちゃいけないんじゃないか?
 見学や体験の後に道場の紹介をさせていただきますが、加入しないといけない空気というものはあまりありません。
武道は道ですから、その道を歩くかどうかはその人の意思によるものですので、無理強いはしません。

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■体格のいい怖い人が居そうなんですが・・・
 体格のいい門人は居ますが、無駄な威圧をするような門人はおりませんので大丈夫です。

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■精神的な何かを見出せますか?
 残念ながら、その人次第としかお答え出来ません。

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■道着はどこで購入する?価格は?
 各武道の道着は、各道場の先生にご紹介していただけます。
ネット通販などで購入される門人もおりますが、居合道の場合ですと上下合わせて1万円前後となります。
※道着の生地やサイズ、メーカーによって価格の差がかなりあります。

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■刀は本物?模擬刀と模造刀と美術刀との違いは?
 刀は本身(真剣)と模擬刀(切れない刀)の二種類があります。本身を使うかどうかはお任せしておりますが、 始めたばかりで真剣を持つと手を斬る可能性が非常に高いので、お勧めはしておりません。
 模擬刀(もぎとう)と模造刀、美術刀の大きな違いは、刀の構造と耐久力の違いです。
一般的に模造刀、美術刀は鑑賞用として製作されているため非常に脆く、刀身が抜けやすくなっています。
そのためネット通販などでよく見かける武将や偉人の名刀の模造刀や美術刀がそれにあたります。
ただし、居合道にも使用できる模擬刀の名刀レプリカもある模様です。
 模造刀や美術刀を稽古に使用すると、目釘が抜け刀身が飛んでいく可能性が高いため、非常に危険です。

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■杖術の杖はどんなもの?
 四尺(約120cm)の丸い木の棒を使用します。 身長170cmの方ですと、杖を立てると胸の位置程度の長さになります。
ホームセンターなどで販売している丸い木材に似ていますが、軽すぎるため武道用の杖をお勧めしています。
 杖は対刀戦を想定しておりますので、扱いやすく間合いも取れる長さになっています。

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■刀や杖の価格は?
 刀の場合はメーカーや刀身の長さによって値段が違いますが、模擬刀で3万5千円前後から、真剣の場合は30万円からが一般的のようです。真剣は骨董市などで手に入れたり家の倉庫に眠っていた刀のようでしたら、必ず使用前に目釘などのチェックを要します。素人目では大丈夫そうでも、実際違う場合があります。
 杖も材質により価格が違いますが、4000円前後となります。

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■入会費や月会費はいくらくらい?
 各流派、各道場によって違いますので、各道場の師範にお問い合わせください。

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